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白い巨塔 [我的自由空間]

 今フジTV再放送中の白い巨塔。言わずと知れた山崎豊子原作の大ベストセラーのテレビ版。初放送時に視聴しているので家にいるときにチラ見のみだけど、やっぱりストーリーが素晴らしい。
 再放送を見ながらも田宮版の最終回を見て震えた子供の頃を思い出しました。
 田宮版視聴当時の、先生と呼ばれる人達が絶対的な羨望の的だったあの頃、お金持ちには愛人(美人と言うよりは正妻より人当りが良さそうな)がいてもあまり驚かない時代、夜なべをする母親が本当にいたかもしれなかったし、そんな母親のためなら試練を乗り越えて行ける優秀な息子もいたかもしれない、今とは違う空気。
 田宮版財前は愛人に「ゴローちゃん」と呼ばれるように愛嬌というか少し幼稚な部分があった。成熟した外科医技術に未熟な人格が同居。唐沢財前はクールで切れ者なイメージ、ミスを招いたり自分の病気を見過ごすヘマはしないんじゃないかなと初見時に感じたっけ。そのせいか黒木さんが「ゴローちゃん」と呼ぶたびに違和感を抱いてしまう。
 さっき空気は違うと書いたばっかりだけど、頂点を目指す人がいて、その頂点は人それぞれ違い、頂点に近付くために様々人を取り込み画策する人もいれば、孤独の中で戦う人もいる。どちらも頂点に近付けば称賛され人が群がるけれど、かたや羨望の中に嫉妬を受け失脚または妨害を被ることだってある。正直メインキャストじゃない人達が一番得じゃないの。やっぱり今も同じですかね。

 田宮版が原作のゴローちゃんを忠実に表していたのか?それともドラマ版の脚色なのか?は、原作を読んでいないので分かりません。しかし日本が誇る大ベストセラー、本嫌い、長文文字嫌いの私もいつかは読まねば。
 
 


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