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白小霜の死に際の夢は・・・ [電影《花漾》]



花漾facebookより、変わらずアップされる監督記です。2人の歌妓、特にアイビーが演じた白小霜についてです。なのでちょびっとジェリーが演じた刀疤についても触れてますね。


 以下かなりネタバレ含みます。嫌な方はスルーでね。











【花漾。。導演筆記。。】
《白小霜-----最腹黑的女人,卻有最溫暖的心腸…》


「花漾」裡的戲劇主線:
白小霜(陳意涵)到底是正、是邪?是善、還是惡?

從小,她嘴裡就沒吐露過實話;在父親生死交關的時候,是她推開了父親的手;當丫環發現姊姊的秘密,也是她設局讓丫環去送死。唯一她眼裡所見、心裡所關心的,只有她姊姊白小雪(陳妍希)。
在妍希為白小雪所寫的「角色自傳」裡,她寫道:「我是小霜內心裡,最柔軟的角落。」沒錯,純潔的小雪,是腹黑的小霜生命中最重要的寄託,她甚至把姊姊看得比自己的生命還重要。
因此,她必須逼自己做到殘酷。她不只對別人殘酷,對自己也同樣殘酷。她在絕望的颱風夜中,多想讓刀疤帶自己走,但最後,她還是把刀疤惡狠狠推開了:「我是當紅歌妓,你憑什麼跟我在一起!」刀疤心痛的眼神,令人不忍。但她惡狠狠的動作,卻更加殘酷!小霜推開的,不只是愛情,更是自己的一線生機啊!

之後,她與花老闆條件交換,讓姊姊安然離開島上。
做完該做的事之後,她心裡清清澈澈地明白:流放大海,是她這樣一個「壞人」應有的下場吧。
落海前,她緊握著姊姊的書信,這是她畢生唯一的溫暖;兩姊妹情牽夢引的深厚感情,至死不渝。而與刀疤的愛情,只能在死前最後的夢幻泡影裡實現了。
所以當刀疤與小霜一同出現在鬼船上時,我們不知:這一切是真、是幻?是夢、是實?但對小霜這樣一個謎樣的女子來說, 一切都已經不重要了;因為她已經通透了人性。


所以電影一開始,歌妓吟唱的南管之音:「生死無界」、「人鬼不分」的歌聲,就已點出了這故事的主題了 :「孤魂野鬼,笑我人生殘夢…」
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【花漾。。導演筆記。。】
《白小霜-----一番腹黒い女、一番優しい心を持っていた…》

「花漾」の主線:白小霜(陳意涵:アイビー・チェン)は一体、正なのか邪なのか?善なのか悪なのか?

 幼い頃から、彼女は真実をを打ち明けたことがなかった。それは父の生死がかかっていた時、彼女は父の手を離したという事だった。下女が姉の秘密を知った時は、彼女は罠を仕掛けて下女を死に追いやった。彼女の心の中で唯一、一番に心を占めているのは、彼女の姉である白小雪(陳妍希:ミシェル・チェン)なのだ。
 ミシェルが白小雪として書いた「役柄自叙伝」の中で、彼女はこう書いていた:「私は小霜(アイビー)の心の中で、一番穏やかな拠り所なのです。」間違いない、清らかな小雪(ミシェル)は、腹黒い小霜(アイビー)の中で最も大切な心の拠り所で、彼女は姉を自分の命よりもっと大切だとさえ思っている。
 そのため、彼女は残酷に成りきらなければと自分に強いた。そして彼女は他人に残酷なだけではなく、自分にも残酷だった。彼女が絶望していた台風の夜、刀疤(ジェリー)に自分を連れ去ってほしいと強く思ったが、しかし最後には、やはり刀疤(ジェリー)を冷酷に突き放した。「私は人気歌妓女、あなたに私と一緒になる資格はないわ!」と。刀疤(ジェリー)の悲しい目がやるせない。しかし彼女は、益々残酷になった!小霜(アイビー)が突き放したものは、愛だけでなく、自分が生き残る僅かな望みもだったのだから!

 その後、彼女は花漾楼の女将(サンドラ・ン)と交換条件をして、姉を安全な島へと送った。
 全てをやり遂げた後、彼女の心の中は澄みきったよう悟る、海に漂うこと、これは彼女のこのような「悪行」のあるべき結末だろうと。
 海に落ちる前、彼女は姉の手紙を握りしめた。これは彼女の一生で唯一の穏やかさ。2人の姉妹の情は一生忘れる事のない深い愛だった。また刀疤(ジェリー)との愛は、死に際の夢の中で実現することしかできなかった。
 だから刀疤(ジェリー)と小霜(アイビー)が一緒に幽霊船に現れた時、私達は分からない。これは真実なのか幻なのか?夢なのか現実なのか?しかし小霜(アイビー)のような謎めいた女性にとって、 その全てがもう重要ではない。なぜなら彼女はもう人のサガを理解しきったから。

 だから映画がスタートすると、歌妓が歌う南管音楽「生死無界(生死に壁がない)」と「人鬼不分(人と幽霊は区別がない)」の歌声が流れ、すでにこの物語のテーマが現われているのです。 「孤独に彷徨う幽霊、私の人生の終わらぬ夢を笑う…」 と。

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 夢だったんかい!という声が聞こえてきそうだ~(爆)

 たぶん、の話(私はまだ見てないから笑)。ここに海爺と甄芙蓉とその夫が絡んでくるから主軸がブレてしまうような。この人たち、大陸時代劇ドラマが大流行りの台湾で、時代劇の立ち振る舞い等の標準中の標準ですから…。地元台湾勢が見劣りするように感じられてしまう。海外鑑賞者はそんなことないけど。だからもう少し男女4人にスポットが当たっていると分かりやすいし、もっと台湾映画らしくなったんじゃないかな。



 日本映画界の巨匠の死。


 戦メリを初めて見た時に部分的に意味が分からなかったりして、でもとても雰囲気のある映画でした。監督の海外での受賞等がなければ、俳優のプロでない人を起用した手腕が良いほうに評価されることが、もしかしたら無かったかもしれないと今更ながら思いました。雰囲気で見せる(魅せる)映画は、なかなか自国ではちゃんと評価されないものだから。花漾もどこかに送りまくって海外での実績(ハク)を付けたら、台湾の方がもっと評価してくれるかもと感じました。


 

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