あの日

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　4年前のあの日は旦那が上海～香港出張で。誰とも電話が通じなかったけれど、海外からの回線で旦那とは通じて、海外からお互いの実家へ電話をして無事を確認してくれたっけ。
　ニュースを見て息が止まりそうだった。4月から単身赴任に決まっていた福島での事故・・・原発があるなんて震災があるまで知らなかった。
　3月下旬に予定されていた娘の新体操発表会も、会場だった体育館を被災者の方々に開放するため、この年だけ中止になった。日本で本当に震災が起きたのだと現実味が増した。
　去年福島出身の歌姫片平里菜さんが川崎アリーナに来て「福島、復興にはまだ程遠いです。」と話し歌を歌ってくれた。涙が滝のようにボロボロ出てきてしまった。旦那は隣で「何泣いてるの。」と笑っていた。
　東日本大震災から4年、復興とは…何をもって復興完了となるんだろう。
　除染は放射性物質を移動しているだけ、食と住の安全は放射能がある限り保障されない。4年ぐらいではどうしようもない。復興は、方向性を変えないと難しいのではないだろうかと思う。
　涙を出すだけで何も出来ていないけれど、日本の行く先を見て行きたい。自分がジャッジできるチャンスがあるときは間違わないようにしたい。取り戻せるものとそうでないもの、改善できるものとそうでないもの、無くせるものと無くせないものと、現実と真実を見つめて。

コメント 4

お久しぶりです。
あれから4年が経ったのですね。。。実は、震災時、私は福島県いわき市に居ました。
主人の仕事の関係でいわき市に住んでいましたが、よそ者の私達は原発の事なんて知りませんでした。関心が無かった、と言った方が正しいですね。。
高台にある新興住宅地に住んでいたので、特に目立った被害はありませんでした。お皿1枚割れなかったというのに。。。
震災翌日、原発の情報が入り、急いで避難しました。
ガソリンが満タンだったので、小山市まで一気に車を走らせ、その後は主人の実家、そして山口県にある私の実家まで逃げました。
子供達は旅行気分で楽しんでいましたが、もし、情報が入って来なかったら、ガソリンが入ってなかったら、と思うと恐ろしいです。

幸いな事に、いわき市の自宅はホットスポットでは無かったのですが、新興住宅地がゆえ空き地も多く、そこにたくさんの仮設住宅が建てられました。震災前は2000世帯と言われていた町が、4000世帯に膨れ上がりました。
仮設住宅はあくまでも仮設。長く住むところではありませんよね。

復興にはまだ程遠い…放射能の問題も含めて、本当にそう思います。


by Kyoko (2015-03-12 14:16) 

Kyokoさん☆

そうでしたか・・・(>_<)
突然の天災と事故、素早く状況を判断し行動に移されたこと凄いです。
まだ余震もあり誰もが不安だったし、何が正解なのかが見えない中でしたから精神的にも大変だったでしょう？
本当に凄い経験をされましたね・・・(>_<)
3.11のテレビでは、悲しい中にも美しい話を交えながら復興を頑張ろうと掲げていましたが、
この先何年も同じような特集をやり続け、数十年ぐらいで放射能が消えない事をとっくに知っていながら空々しく「復興はまだまだ・・・」と予定調和的な報道していくのかと、
心から哀しくなりました。
真の復興を。その時まで見守り続けたいですね。

by minako-chang (2015-03-12 16:32) 

minako様
「自分がジャッジ出来るチャンスがあるときは、間違わないようにしたい。。。」
私も今こそ、心に深く誓っています。
あの日以来。。。この国の矛盾は目を覆いたくなるほどです。
人々の安全や健康よりも、その場を取り繕い被害や過ちを過小評価し、
責任を回避し、システムの温存が最優先の繰り返し。。。
急速に進められる戦争準備。。。
もう時間は残されていないのかもしれませんが。。。


by kei アット sapporo (2015-03-13 20:08) 

kei アット sapporoさん☆

本当にそうですね矛盾だらけ・・・。
日本の発展に懸命なリーダーたちは一体何をどこまで発展させたら気が収まるんだろうかと思いますね。
普段は大きな流れに巻かれてしまっていますが、
自分の意思が試される時には微力ながら発揮したいです。
by minako-chang (2015-03-14 00:49)